猫を完全室内飼いする場合、悩みの種のひとつが脱走ではないでしょうか。
我が家で飼っている猫も一度脱走してしまい、2階のベランダから飛び降りてケガをしてしまいました。。
もちろん窓だけではなく、玄関からの脱走も心配ですよね。
猫の脱走防止柵は市販もされていますが、我が家の場合は高さが不十分だったので、不足な部分をDIYで手作りすることにしました。
わたしが重視したポイントは以下のとおりです。
- なるべく費用を抑えたい
- 人間もラクに出入りできるようにしたい
- 素人でもカンタンに作れる
猫の脱走防止柵の材料・作り方や、実際に使ってみての感想をまとめました。
目次
猫の脱走。我が家の問題点と対策
我が家の猫がはじめに脱走したのは窓からです。
古い家なので、網戸がもろくなっていたんでしょうね。
強風で網戸が勝手に開き、猫が脱走してしまったのです。
網戸はストッパーで対策
そこで、網戸にはすべてストッパーを取り付けました。(なぜかポケモンのしかなかった)
ワンタッチでカチッとやれば網戸が開かなくなるというもので、ホームセンターやAmazonで手に入ります。
人間が開けたいときもワンタッチでスライドさせればOK。
網戸を開けたいときは、猫を別の部屋に移動させなければならないですが、これは仕方ないですね。
暮らしスペースと廊下を隔てたい
網戸問題は解決したものの、今度は別の問題が。
我々の居間&猫部屋があるスペースと、廊下をへだてる扉があり、その先は階段と玄関があるのでどうしても分けなければなりません。
子猫のうちは猫部屋で飼っていたのですが、大きくなり、居間まで猫を解放するタイミングで脱走防止柵が必要になりました。
いったん市販品を設置してみた
はじめはDIYなんて思いもよらず、普通に市販品を買ったんです。
▼こちらと同タイプですが、買ったのはリニューアル前のものです。
設置はすごくカンタンでした。
設置場所の幅にさえ合えば、女性1人でも取り付けられます。
▼設置後はこんな感じ。
しかし、「猫でも大丈夫」とあったのに…設置したその日のうちに、子猫が柵の上までのぼってしまうという事態に!
せっかく設置したので、この柵は柵で生かしたまま、上にさらになにか取り付ければいいんじゃないか?と考えました。
猫の脱走防止柵のポイント
猫の脱走防止柵を自作&設置するにあたり、気をつけたのは以下のポイントです。
- 壁や床を傷つけないこと
- 人間も出入りしやすいこと
- なるべく安く仕上げること
- カンタンなこと
「猫 脱走防止柵」で検索し、DIYした方々のブログを読むうちに、なんとなくイメージはできてきました。
どうやら100均で買える材料の範囲内で作れそうです。
しかし、普段からDIYされている方だと、さすがに作るものがオシャレですねー!!
わたしの場合は安さ重視で、見た目はそんなにおしゃれじゃなくてもいいことにした(…)ので、見た目にもおしゃれな脱走防止柵を作りたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
参考:【猫の室内飼いの工夫】玄関からの脱走防止扉(開閉式)DIY
参考:【DIY】【安上がり】ダイソーグッズだけで玄関に猫脱走防止扉(フェンス)を自作
猫の脱走防止柵の材料
買い物に行く前に、設置場所の縦幅と横幅を測っておきましょう。
我が家の場合は、すでに設置した市販品の上の部分を覆う感じで取り付けます。
そして、100均(今回はダイソー)で以下のものを揃えました。
- ワイヤーネット(62×40cm) 200円×2枚
- ワイヤーネット(54.5×33cm) 150円×2枚
- つっぱり棒 (120〜190cm) 200円×2本
- 結束バンド(10cm)100円×1袋
- 結束バンド(15cm)100円×1袋
合計1,300円でした。
ワイヤーネット
測った設置場所の縦幅と横幅に合わせて買いましょう。
ワイヤーネット同士は重なってもいいので、設置幅より短いのはダメですが、長い分にはOKです。
※4枚買ったんですが、我が家の場合結果的に2枚で足りました。
つっぱり棒
つっぱり棒も普通に100均で買えます。
が、1メートルを越すような長いものはないこともあるため、その場合はホームセンターへ行きましょう。
また、100均のつっぱり棒は基本細めで、強度もあまりないかもしれません。
結束バンド
結束バンドはワイヤーネットを固定するためのものです。
何度も取り外し可能なタイプはちょっとお高いので、一度つけたら外れないタイプで十分です。
外したかったらはさみで切ればいいので。
猫の脱走防止柵の作り方
1、結束バンドでワイヤーネットを固定する
設置場所の横幅に合わせて、ワイヤーネット同士を重ね、そのポイントで結束バンドを結んでいきます。
端っこと真ん中を適当に何ヶ所かずつ、ぐらぐらしない程度に。
2、つっぱり棒にワイヤーネットを固定する
固定したワイヤーネットの左右につっぱり棒を置き、つっぱり棒にワイヤーネットを固定します。
以上です。作り方というほどのこともないですね。
猫の脱走防止柵を設置してみた
市販の柵の上部につっぱり棒をのせ、天井と突っ張るように固定します。
この時点ではワイヤーネットは固定し、人間は市販の柵から出るつもりでした。
しかし実際に使ってみると、ワイヤーネット部分が開くほうが人間が出入りしやすいことがわかったので、現在は画像の通りになってます。
▼こんな感じで開きます。
▼同時に下部の柵も開けて、人間が通ります。
▼ふだんは大きめの洗濯バサミで止めているだけです。
猫が飛びついてカチャカチャして外れるかな?と思いましたが、意外と興味を示しませんでした。笑
脱走防止柵を実際に使ってみた感想
出入りのしやすさはOK
画像ではガバっと開けてますが、実際は下部の柵はちょっと開けるだけで通れます。
なので、猫がそこをすり抜けたことは今のところありません。足元にいるときは警戒はしますが。
また、夫はワイヤーネットを毎回開閉して通りますが、わたしは下の柵だけを開いて出入りしているので、そこまで面倒というわけでもないですね。
ときどきつっぱり棒が落下する
問題は、ときどきつっぱり棒ごとワイヤーネットが落下すること。(片側だけ)
開閉時にワイヤーネットがくるりと回ることになるので、知らない間につっぱり棒がゆるんでるんでしょうね〜。
まあすぐにつけ直せるので、そこまでの手間ではありません。
見た目は△
見た目は決していいとは言えませんね。苦笑
はじめは上からのれんをたらしていましたが、邪魔なのでやめました。。
我が家の場合、人目につく位置ではないのでいいことにしてますが、玄関とかだともう少しちゃんとしたものを設置したほうがいいかもしれません。
まとめ:脱走防止柵は意外と安くカンタンに作れた
下の部分に市販の脱走防止柵を使ったおかげで、上部分だけを作るのはカンタンでした。
一面ワイヤーネットで作ろうと思うと、もっと枚数も要りますし、時間もかかると思います。
逆に上部分だけでいいなら、強度もそこまで気にしなくていいのでオススメです。
猫の脱走防止柵、DIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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